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【開催レポート】2023公開講座第2部を開催しました!

2023年9月16日(土)15:00-16:40@zoomにて、今年度のまちむら”対話と共創チャレンジ”公開講座第2部を開催しました。

今回のテーマは「多様な活動が力を持ち寄り、変化を共創するには?~コレクティブ・インパクトの考え方を信州で実践しよう!」
井上さんが研究してきた世界の潮流を踏まえ、今の時代に必要とされている価値観・考え方を学ぶと同時に、実際の地域での悩みや率直な意見を共有できた会となりました。

《開催概要》
開催日:2023年9月16日(土)15:00-16:40
参加者:申し込み:当日参加35名、アーカイブ参加53名
講師・アドバイザー:2名
  井上英之
  (スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー日本版共同発起人 
   一般社団法人INNO-LabInternational共同代表)
  広石拓司((株)エンパブリック)
事務局:長野県地域振興課、(株)エンパブリック

今、地域でこんな変化が起きてほしい、起こしたいテーマは?

講座のスタートは、アイスブレイクとして、「参加動機」と「今、地域でこんな変化が起きてほしい、起こしたいテーマは?」について、参加者の問題意識を受けて、講師から話を展開していきました。

「等身大の活動」が大きな気づきにつながる

井上:コロナで社会がすごく変化しました。
これまではまちに来て消費する立場の人たちが多かったのですが、学校ができたり、ワークスタイルが変わったことで、若めのファミリーが増えて、生産側の人たちも増えてきています。

長野の善光寺周辺にはいろんな人がいて、スタートアップもあります。大都市のものと違ってスピード感や切迫感はなく、地に足がついて、地域にあるものを大事にしながら始めていくような起業です。
誰かの役に立つからお金がもらえるという循環を作る、丁寧につむごうとする、そういう感じを受けます。

広石:東京都は違って等身大の感じがしますね。同じチャレンジの場ではあるけれど、チャレンジの言葉の意味合い、言葉のニュアンスが違う気がします。

井上:本来の大都市のスタートアップは、市場があってそこに切り込んでいくというスタイルですが、逆に地域では、生活や暮らしのベースがある中で「私は女性として何ができるだろうか?」のような、自分の中にあるモヤっとしたものから始まります。
そして、そういう人の考える「私に代表される私のような人」のニーズから生まれることの方が本質的に必要だと思います。

新しいニーズの火種というのは、私たちが日々暮らしている、このモヤッとしたもの、まだ明確に見えなくても、声に出してやってみたいなと思って始める、話していくうちに気づくこともあります。
文京区の「子育てキッチン」が代表例ですね。

広石:子育てキッチンというのは、ある家庭のお子さんが全員料理をできるのを見て(自分の子供はそうではないので)驚いた、という出来事があったところから始まった活動ですね。たまたま、その家庭の子ができないのではなく、実は社会的体験が足りないんじゃないか、そこに気づいた。

1つの家庭の子どもにとっての体験が社会的にニーズであったことが分かった。それが「代表性の気づき」だったりします。

井上:客観性からの市場調査、ニーズ調査は大企業などではもうやり尽くしています。
でも、社会では、みんな居場所がなかったりとか、こういう働き方でいいのかな、こういう商品でいいのかな、という不安や気持ちがある。
そういうところを埋める新しいものを生み出すのが必要なんだと思います。

講師によるパネルトーク「多様な活動が力を持ち寄り、共創するには?」

地域の中で様々な立場の人や活動の力がどのように集まり、一緒に地域の中で新しい動きを起こしていけば良いのか。
そのヒントを参加者の皆さんも交えて、話していきました。

なんのためにやっているか」が大事(自己理解と協働の関係)

井上:参加者の方から、「自分はよそ者だから、もっと関係性・協力関係を作る必要がある」というコメントをいただきました。でも、その奥にあるはずなのは「何のためにやっているか」です。
協働とはよく言いますが、コラボは本当はみんなやりたくないはず。自分と違うものを受け入れるのは、めんどくさいし、しんどいですよね。
ただ、それを超えてでも叶えたいことや、目的や必要性があるからコラボをするんです。

そして、そういう「めんどくさい・しんどい」自分を自己理解を始めることから、他者理解が生まれる、自分自身につながるということが他の人につながります。

例えば、地域おこし協力隊の方って移住したばかりで、それに合わせて転職もして、地域づくりをやっている。地域おこし協力隊ってかなりきついはずですよね。でも、頭の中ではうまくやらなきゃいけないイメージがあるから、そうじゃない自分を攻めがちです。でもしんどいのが普通なんです。
「そうだよね」と自分を理解して、自分に共感することで初めて、同じように他の人の「寂しい」という話が理解できるようになります。
自分を受け入れられてないと、「いや、そうじゃない」「お前だけじゃない」となってしまいます。

広石:自分がしんどいと思っていること、それをしっかりと向き合ったり、認め合わないと何も始まらないですね。

井上:そうじゃないと他人を理解できないですよね。そうすると他の人に興味を持てるようになって、他者理解が進み、例えば、外国の人はどうだろう、障害者の人はどうだろう、他の産業の人たちはどうだろう、と自分から始まって他者につながっていきます。

広石:他人への関心を持つのが意外と難しいのかもしれないという気がしています。
まず自分のことがわかる、「私はこうなんだけど、みんなはどうなんだろう?」と思った時に、初めて関心が向く。
だから、自分が大変だとか、他の人に対して気持ちが向かないなどがあると、他人に興味が持てないし、コミュニケーションが生まれないし、場づくりもできなくなってしまいます。

井上:スタンフォードイノベーションレビュー日本版5号(雑誌)に掲載のオリジナルの記事でも今の話と全く同じことを言っています。
自己理解を進めると、他者理解が進んで、興味が向くし、理解が進む。一見言葉としては反対していたとしても、その言葉の背景を考えられるようになる。そうすると理解ができる。

それぞれの人にフィルターがあって、それで世界を見ているので、そのフィルターに興味を持つと、最終的にとコラボが上手くなります。同様に、自分の中にもマイノリティーがたくさんいるので、選択肢が増えて、コレクティブなインパクトを生み出しやすくなると思います。
私を大事にすることは他者を大事にし、他者を大事にすることは他の世界に繋がる、第一歩になります。

https://ssir-j.org/magazine/

広石:他の人のフィルターに興味を持つことは大事ですね。最初のお互いのフィルターがすれ違ってしまうところ、そこに関心を寄せると組めるようになると思います。

井上:ソーシャルイノベーションはそれほど難しいことではないと思っています。
本質は一つしかなくて、例えば、この水を使ってどうしたいのか、それだけです。
水をただ売りたいだけではないはずで、喉が潤って、幸せにしたいのか、健康にしたいのか、コミュニケーションをスムーズにしたいのか。その意図は自分自身で選べます。なので、どうなりたいのかによるんです。
私と、仕事と、その結果である自分の未来や世の中は一つの線で繋がっているんです。

「コレクティブ・インパクト」とは

広石:コレクティブインパクトにおいては、地域の中で集合的に、一人一人がそれぞれの活動をしながら、コミュニケーションを通して何か一緒にできるテーマを見つけて、お互いから学び合うことが理想です。
複数団体が同じ地域で活動していたらお互いを比較をしてしまいがちですが、もっとコミュニケーションしましょうというのがベースにあります。

井上:スタンフォードソーシャルイノベーションレビューにもあるように、コレクティブインパクトは、大きく二つの流れが合流した感じがあります。一つはビジネスのやり方を社会やコミュニティーに持ち込んだ方法です。
目標を作り、戦略を立て、生み出し、進捗管理するというような、ビジネスの良き部分を使ったもの。それがある程度の成果を収めつつも、それほど大きな成果につながらなかった。

もう一方は、対話を大切にみんなで力を合わせ、関係性を変化させていく方法。こちらもなかなか成果が出なかった。
これらを合わせたらどうなるの、という試みであり、立場を越えないと解決しない課題があまりにも多かったのです。

ソーシャル・イノベーション」は問題解決ではなく、社会の変化を起こすこと

井上:ここで一つだけ伝えておきたいのが、ソーシャルイノベーションというのは必ずしも課題解決ではないということです。その課題が生まれている社会的な構造や背景そのものを変えていくこと。気づいて変化させていくことです。地域で元気がないなら元気を出せ、ではなく、なぜ元気がないのか、何が起きているのかを理解し、あるものをより循環していく。そのために何が起きているのか知ろうということです。まずは自分のことを知り伝える、ということが大事。ただ、最終的にはどうありたいか、それをまずは共有すること、それが始まりです。

広石:社会企業的やり方もあれば、対話的なやり方もあります。お互いに考えていることがわかれば嬉しいですよね。分かってもらえたことも、分かったことも嬉しい。これができるかもしれないということが生まれてくる瞬間が共創です。それがコレクティブ・インパクトの言葉のベースですね。

井上:それぞれが、これをやると上手くいくよ、という経験が自分の中にあるはずです。僕はセオリーオブチェンジ(theory of change)と言っているんです。キオスクのおばさんに「こう話しかけたら笑った」、お父さんに「今日いいことあった?」と聞いたことで会話ができた。そんなことでいいんです。

成功する方法」を持ち寄ることから社会を変える

井上:人間の”知”の全体を円グラフとすると、
ほんの少しが「I know I know (IKIK)」(私は知っていることを知っている)
またもうちょっとが「I know I dont know (IKIDK) 」(私は何を知らないかを知っている)
膨大な残りの部分は「I dont know I don’t know (IDKIDK)」(私は何を知らないのか知らない)
しかし、その膨大な中に、ちょっとの「I dont know I know (IDKIK)」(私が知っていることを知らない)があるんです。
人は、私(自分自身)が知っているということに対して無意識なのです。

広石:自分にとっては普通なので、聞かれないとそれに気づけないということですね。自分が自然にやっていることは知らない。

井上:これと同じことが「子育てキッチン」にもありました。
メンバーに、「今のプログラムを広げられますか」と聞いたら、最初は「難しい」と言われたんです。
そこで、何をやったらうまくいったか、子供達がどう変化したか、などをどんどん書き出してもらったら、6〜7割はコピー可能だということが分かりました。自分たちは気づいていなかったけれども、意識化することで、プログラムにできると広げていくことができます。

多くの場合、世の中を変えようと思うと、何か悪い循環に介入して、それをやめさせて、違う何かをやる、というやり方を想像します。一方で、すでにあるものを明示化し、プログラムして広げるという方法でも世の中を変えられるのです。

広石:地域の中でなぜか続いていることに対して、つい「風習だから、文化だから」としてしまいますが、実は知恵の蓄積があるはずなんです。意外と言語化ができていないだけかもしれない。
よく「うちのまちには何もない」というけど、何もないはずはないんです。住んでいて日々の暮らしに幸せを感じる瞬間があるなら、実はたくさん良い物や良い関係などがあるはずです。
そういうところに気づくというのが地域づくりの大事なところだと思います。

まさに「I dont know I know」 だし、まちのことについて知らないことに気づけていないというような、
実は 自分の中に必要なものは近くにあるのかもしれない。というのが大事なところでしょう。

井上:自分で無意識にやっている良さに気づくと、誰かのにも気づく。互いに観察してこれいいね、と教えあうことで、新しいやり方がそこで生まれるかもしれません。意識的になるということは色々な変化のソースになり、それが源泉になります。

広石:地域の声を聞くことが大事なのではと思います。社会活動や社会課題解決となると、なぜ私のやり方をわかってくれないんだろうって思いがちなんですが、周りの人の声を聞いたり、その人たちの力に気づくことが大切で、どう関わってもらうか、どうデザインするかということかなと思います。


参加者のコメントを受けて

ファシリテーションにも「私」がある

広石:「コーディーネーター的な立場を業務としてやってしまうと、全員の話をきかなきゃいけなくなって疲れちゃうということがある」と来ていますね。
でも、「私今疲れてるな」と自覚することも大事ですよね。疲れているのは当たり前ですから。

井上:そうですね。思うんですけど、なぜ日本においてはファシリテーターは中立性を求められているのだろうと思っています。司会みたいに、みんなの意見を聞いてまとめます、と言うことはできないはずです。
なぜなら、場にはインテンションという、意図や目的があって始まっているからです。
政治家も「私はこう言うことをしたいんです」と言って票を集めた方が良いと思います。私という主語を使った方が信頼されるし、関係性も健全です。

広石:コーディネーターというのも同じ立場だと思います。自分のビジョンみたいなものがないと、コミュニケーションは生まれません。一歩踏み込むためには、自分の意図みたいなものは必要でしょうね。

井上:昔は、それぞれの役割に徹して果たすことが求められていて、やることは上から与えられ、全体の一部になって、目指す場所にいくという時代でした。今はネットワーク型で、いろんなところにつながって動いています。そうするとコラボしないといけなくなる。
その前提として「私」がないとダメなんです。この会社の人やリソースを使って、こういうことを叶えたいです、で組まないといけない。なんでもいいです、では何も生まれません。

「私」の多様さがあることの意味

広石:「多様さ」と言うのは面白いんですよ。
同じだとあまり楽しくないとも言えます。例えば、蝶々のコレクションをするとき、同じ蝶ばかり集めたら面白くないですよね。コレクティブというのはコレクションの形容詞なんです。共通のテーマがありながらも、違いもあるから意味があるし、それぞれの個性がわかるんです。みんなが同じだと自分が何者か分からないですよね。だから、違うということがわかると、多様であるということも認め合えたりしますね。

地域の中で一つになろうとしすぎない、一方で違うからといってお互いを無視しあわない。難しいバランスなのかもしれませんが、お互いに関心を持ち合う、コミュニケーションをし続けることで、対話が生まれるかもしれません。

「エクイティ(equity=公平さ)」から協働が始まる

井上:コレクティブ・インパクトというのは,今「equity(公平さ)」というのが大きなテーマです。
これは、社会構造によって生まれた差別や格差を解消していく、男女、人種などさまざまな人が端に追いやられている状況をなんとかしないと協力もしえないということです。

日本の場合であれば、日本のシニア男性たちが昭和から頑張ってきた背景があります。
そこを全否定していきなり、「コレクティブだ、コラボレーションだ、他者理解だ、多様性だ」というと、居場所が脅かされるし、怖いと思います。
今まで、どんな背景で、どうやってそれをやってきたかを理解していく。その上での今の状況も理解してから、選択肢をどう作れるかを考える必要があります。

広石:住民の方が「過疎は仕方ない、変化を望んでいない」という場合、そう思わざるを得なかった理由があるはずです。本当に変化を望んでいないかもしれないし、そうでないかもしれない。奥にあるものを理解するコミュニケーションが生まれていくといいなと思います。

地域というのはそんなに簡単には変わりません。何十年とかけて、みんなすごく努力をしてきて、いろんなことを考えたりしながら積み重ねてきた歴史があります。しょうがないと括ってしまうのは楽だけれども、思考停止とも言えます。
どこをどう考え続けていくのか、お互いに奥にあるものを知ろうとすることにトライしてみてほしいです。

スタンフォードソーシャルイノベーションレビューにもありますが、「わかった気にならない」ということです。
なんとかしたいと思っているならコミュニケーションを諦めない。でも、そのときに自分を傷つけてまで行うのは違いますよね。諦めないコミュニケーションとは何かもテーマだと思います。

挑戦するためには「保留できる力」が必要

井上:コレクティブインパクトの流れ自身は、2011年のある論文から始まっています。学術的なものではなくて、そもそもは呼びかけでした。
「わからないけれど、知見として集めたいから、みんなでやってみたことを報告しあって、こうしたらこう変わるという法則や、ノウハウ、知見をみんなで集めて、集合的に進歩していくためのムーブメントを始めよう」という内容でした。

そこにはもう一つあって、「僕たちはいろんな挑戦をするときに保留することが必要である」ということです。
やってみてここまでわかったから保留する。保留というのは、脳内的には未完了で不快なんですよね。だから、パッと教えてほしい、まとめたい、と思うけれども、大事なことは、保留しないといけないんです。

そして、保留が必要なものに関しては、セルフケア、セルフマネージメントというのはすごく大事です。
大切かつ大変なことに向き合っている時に、自分にとってのエネルギーになるようなこと、例えば、温泉に入る、愚痴る、遊ぶなど、自分のエネルギーが湧くものにちゃんとアクセスすることです。

自分もよくやってると認めて、できていることを見えるようにしていくことで、自分を保留できるようになります。
自分を元気にしてあげることがこの分野には大切で、その粘り強さであったり、保留できる力というのが、自己理解だけでなく、他者理解する時にも発揮されて、それによって互いに協力しあって、まだ生まれていない新しい成果や、新しい社会状況を作るための新しい一歩になると思います。

しなやかに、変化しながら良い未来を作るために

井上:小さくやって小さく祝福、小さくやって小さく転ぶを繰り返しながら前に進んでいくのがいいと思います。
そのためにいろんな形で横に連携しあって、いろんな立場の人が、自分たちの違う得意を重ね合わせる。
今までとは違う状況を作れないかなと話し合うことです。どうしたら僕たちは、しなやかに変化しながらより良い未来を作れるかと考えていく必要があります。

私を理解しながら他者を理解するという個々の文脈と、集合的にみんなで何をしていくかというのが重なっていくはず。両方をどうやって満たしていくか、これから僕たちが作りたい民主主義だと思います。



今後のプログラム紹介

広石から今後のプログラムについて詳しく紹介しました。

今年の実践プログラムは「対話と共創 共に悩もう!」(リンク)をテーマにしたいと思っています。

ここには、対話と共創を生かした持続可能な地域の実現を諦めたくない人が集まっていると思っています。
ただ、実際にやるのは難しいし、課題がや壁もいっぱいある。
そんな時にいろんな人たちの経験を持ち寄って、自分のことを見直してみたり、他者のことに関心を持ってみたりして、新しい知恵をコレクティブに生み出すことができればと思っています。

10月14日は松本で皆さんで対面で会って考えてみたいなと思っています。

ぜひ、難しいと諦めてしまわないで、一緒に考えてみませんか。
一緒に支え合える、悩める仲間がいる、一緒に話すからこそ、そこで見出せるものがあると思います。

多様性、難しさのその先に何が生まれるのかというこを一緒に考えていけたらと思います。


参加者の声(アンケートより抜粋)

◯ 今回全国的にも先駆けた企画であり、本分野で日本のオピニオンリーダーのお二人である、広石さんと井上さんの解説を伺えて、大変私は触発されました。

◯ 地域の中の個に寄り添い、思いを知り多様性を受け入れ、共有することでしか、その先にたどり着けないのか。と、漠然と難しいなぁと感じていたことが少し形になってきました。(課題が明確になったというだけですが、すごく進歩だと思います)

◯ 挑戦する時に保留する必要がある。未完了、不快なものを保留にしておく力」というくだりが刺さりました

◯「話そうよ」って言われてもドキドキするけど、話すきっかけがあると話せる、答えを出さないと良い話し合いでないと感じる人も多いけど関心と関係性の醸成やその後日常生活に持ち帰って考え続けるきっかけになったらそれもいいというお話に、そこからならやって見れるかもと感じました。
対話や共創は、まずあきらめてしまわずお互いに知り変化していける可能性を投げ出さないことがまず大事かなと感じました。


これからの地域に重要な新しいテーマを地域で広げるには?

今回の今回の公開講座では、コロナ禍を超えて新しい地域づくりに踏み出す今のタイミングだからこそ、今大切な「寄り添う対話」の意味について考えました。
「寄り添う対話」とは、目の前の現状・今に向き合うことをきっかけとしながら、これからの未来に向けてどんなことができるのかを話し、探求し、試行錯誤しながら、みんなで一緒に作っていくことだと思います。

公開講座からはじまるまちむら”対話と共創”チャレンジ2023では、長野県内の活動や仕事を通して地域づくりに関わっている方々を対象に、そんな未来に向けたいくつかのテーマをどのようにいろんな立場の人々と対話しながら、みんなで一緒に作る共創を実現できるのかについて、受講生自身も対話とチームでの共創を踏まえた実践を通して考えていきます。

実践プログラムへの参加を希望される方は、下記ページをご覧ください!
https://nagano-machimura.net/kouza2023