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修了生ミーティング2021を開催しました!

2021年6月26日(土)19:30-21:30@zoomにて、今年度のまちむら寄り添いファシリテーター養成講座2021修了生ミーティングを開催いたしました。
第1期(平成30年度)〜第3期(令和2年度)までの修了生が集い、お互いの近況共有やテーマ別の意見交換を行い、とても賑やかな会となりました。

《開催概要》
開催日 2021年6月26日(土)19:30-20:30
参加者
修了生:20名
講師・アドバイザー:3名
  新雄太(東京大学大学院工学系研究科特任助教​)
  船木成記(一般社団法人つながりのデザイン,元長野県参与)
  広石拓司((株)エンパブリック)
事務局:長野県地域振興課、(株)エンパブリック

〈講師陣のコメントより〉
○新雄太(東京大学大学院工学系研究科特任教授)さん
 最近まちづくりに関わっている木曽の奈良井宿でも、昔から400年続いたお祭りの中止や空き家の増加、守ってきた歴史や街並みをこれからどう残すかについて等様々な地域の課題が見えてくるようになった。地域の聞き書きで地域の声を聞いたりしながらどうしていこうか、と自分自身も考えて、動いているところ。

○船木成記(一般社団法人つながりのデザイン,元長野県参与)さん
 コロナが終わったら元の日常に戻る、ということはない。
 ワクチンやオリンピックなどの話もやってくる中で「じゃあどうするの?」と問いかけ、自分たちの未来を自分たちで考えていかなきゃいけないタイミングが来ている。
 その時に、自治体やファシリテーターだけではなく、より良い状態を作っていくために地域住民がお互い地域住民がお互いにファシリテーションしあっていくということが大事になる。

○広石拓司(株式会社エンパブリック)
 これからは、皆さんが我々を「使う」というモードになっていくと良いのではないかと思う。
 地域の中でこんなことやってみたい、普段1人でできないことをやってみたいということに地域連携で挑戦してみるなど、これから皆さんの活動が地域に広がっていくことをお互い支えあったり、協力していけること
大事にしていきたい。

講師からの開催前メッセージ「修了生ミーティングでお会いしましょう!」

  

〈ミーティング内容〉

①参加者の自己紹介
お一人ずつ自己紹介を兼ねて、最近の活動状況をお話しいただきました。
同じように地域の中で活動を進めている皆様が、お悩みや成功体験などを共有するということ自体に元気付けられるという声も上がりました。


②ブレイクアウトルームでの近況報告
全体での共有の後には、ランダムでルームに分かれてのセッションを行いました。
あるグループでは、受講時期の違う修了生同士が同じような経験を共有することで気づきを得ていたり、困りごとを抱えている方のお悩み相談、ファシリテーターが地域の中で存在感を高めていくには?をテーマに意見交換をしたり等、様々にお話を楽しまれていました。


③テーマ別で「最近考えていること・思っていること」についてセッション
後半のセッションでは、事前アンケートで皆様からいただいた活動状況をもとに、
「子育て・教育」「移住・UIターン」「外部の人の参加」「観光・商業」「農業・林業」「高齢化・福祉」など、それぞれ興味のあるテーマに分かれてお話する時間を設けました。


セッション後の全体共有では、
・一つのテーマを深めると同時に、実際に問題解決をする時にはテーマも横断的に関わり合って一緒に取り組んでいく必要がある
・行政職員もまちの一員としてフラットに地域と関わり合っていくことが大事
・学校を卒業して地域の外から働きに来た人たちが、どのように地域と長く関わっていくことができるのかが課題
・同じテーマの中で、困りごとを抱えている人に対して人や場所の紹介をすることができており、場づくりの可能性を感じた。
など、地域をよりよくしようと日々活動していらっしゃる皆様だからこその気づきや学びがたくさん出てきました。

参加者の声

・3期で参加された方がここ数ヶ月でも動かれていて、具体的な情報が伺えました。
・リアルで参加されていた1期2期の皆さんの、距離感の近い繋がりも感じました。
・久しぶりの方や、初めましての方、この講座だからこその熱量のある方にお会いできて、
 さらにみなさまの活動を聞いていると、まず一歩から始めてみればいいんだ。
 そのために、色んな人の話を聞くことを大切にしたい。という事がわかりました。
・皆さん、引き続き諦めずに頑張っておられて、励みになりました。
・1期生の方とお話ができて良かったです。 
 皆さん思いがあって活動されていて、仕事の合間に活動を考えられていたり・・・
 気づき、学びが多かったです。


共有し、学び合うことの大切さ

今年度の修了生ミーティングもまたオンラインでの実施となりましたが、県内各地のファシリテーターが一同に介して直接意見交換を行うことができるというところに改めてオンラインの可能性を実感しました。
「この混乱した状況に振り回されるのではなく、何ができた・できるようになったのかが大事だ」という講師のコメントが身をもって実感できた時間となりました。

また、このように活動のテーマなどは各々異なるけれど同じく地域のために何かしたいという思いを持って動かれている皆様で、それぞれの経験を共有し学び合うことができるような場がたくさん生み出されていくと、活動する方々も地域ももっと楽しくなっていくなあ、と想像を膨らませていました。

今年度の講座では、皆様がもっと地域で分かち合いたい・考えたいことについて、地域の住民を巻き込んで話せるようなワークショップや場の実施を一緒に実現していくことを目指します。
「地域の中で対話やワークショップを広げたい」
「もっと地域の人を巻き込んで場づくりをしてみたい」
「場づくりやワークショップを通してワクワクしてみたい」
などなど、様々な思いをもった方々にご応募いただければと思います!

— ご案内  —
8/1(日)に公開講座を開催いたします。
連続講座の活動テーマ発表や内容説明なども行いますので、
連続講座にご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。
※連続講座への申し込みは公開講座後開始予定です。

詳細はこちらまで
https://nagano-machimura.net/kouza2021