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公開講座を開催しました

2020年9月19日(土)14:00から、令和2年長野県まちむら寄り添いファシリテーター養成講座 公開講座を開催しました。当日は81名の受講生が参加しました。

当日の参加者のみなさんの様子(画面保存より)

<開催概要>

開催日 2020年9月19日(土)14:00~16:00
参加者 当日参加 81名(記録動画視聴も含めた参加者 131名:10/1時点)
講師・アドバイザー:2名
  新雄太(東京大学大学院工学系研究科特任助教​)
  広石拓司((株)エンパブリック)
事務局:長野県地域振興課、(株)エンパブリック

<開催レポート>

長野まちむら寄り添いファシリテーター養成講座運営事務局の(株)エンパブリックの渡邉です。

9/19(土)14:00~行われたまちむら寄り添いファシリテーター養成講座 公開講座の様子をお伝えいたします。

今回の公開講座は、県内外から100名を超えるお申し込みをいただきました。

講座はオンラインツールのZoomを使用してオンライン上で行い、参加者の方々は各地域からパソコンやスマホなどを使って講座を受講されました。
長野県の中でも北から南まで様々な地域の方々が、それぞれの地域から動くことなくオンライン上で一堂に会したという大きな試みとなったのではないでしょうか。

公開講座では、本年度の講座の趣旨を説明した上で、講師2名の講義を行った後に、オンライン上で少人数のグループを作り参加者同士が会話できるような時間を設け、オンライン上のコミュニケーションを体感していただきました。 

公開講座で説明された本年度の開催趣旨は下記の動画をご覧ください。

まちむら寄り添いファシリテーター養成講座 令和2年度の趣旨

〈講師による講義〉

前半の講義では、本講座のメイン講師2名の広石と東京大学大学院工学系研究科特任助教の新雄太先生から、対面での交流活動が難しい今年の状況における地域づくりへのヒントについての解説がありました。

広石の講義では、「今、対話にできること~持続可能性へのファシリテーターの可能性~」をテーマに、地域課題への向き合い方とウィズコロナ時代での地域の繋がりとファシリテーターの役割についてお話ししました。 
今、地域では様々な変化が起き、地域の方たちは色々な課題を感じています。変化する中で先が見えない状況の時には、答を急ぐよりも先ず地域の人の声を聴くこと、その上でお互いの考えを聴きあう対話を行うことが大切だという話をいただきました。

これから地域で何かしたいと考えておられる参加者の皆様に、変化する時代の中での繋がり方とオンラインという可能性を考えていただくきっかけになったのではないかと思います。 

新先生の講義では、「近所の再発見~徒歩圏で共同する暮らしの豊さ~」をテーマに、ご自身の活動を紹介されながら、私たちが普段何気なく使っている「地域」とはどのように生まれているのか、その「地域」と寄り添うとは何なのかについてお話しいただきました。 
日頃、何気なく見ている風景にも、それが生まれた背景があります。地域の方のお話を聴くことで、そのような思いを理解できると、地域も違って見えてきます。今年、地元を見直すきっかけにもできるのだと感じました。

それぞれのフィールドで活動するにあたって、最初に意識しておかなければならないことを気づかされるような時間になりました。 

どちらの講義でも回答が追い付かないほどの質問をいただき、地域がより良くなることをしたいという皆様の強い想いが伝わってきました。 


※各講師の講義は、下記からお申し込みしていただくことで視聴が可能になっております。 
https://nagano-machimura.net/machimura_facilitator_2020
(既に公開講座に申し込みをされている方は、9/20に事務局から公開動画のリンクをメールでお送りしておりますので、ご確認ください。) 

〈オンライン上でのグループ対話〉 

後半では、オンラインツールZoomのブレイクアウトセッションという機能を使い、「今日の講義のふりかえり」を受講生同士で話し合い、オンライン上の少人数グループで参加者同士がオンラインでのコミュニケーションを体験する時間を設けました。 
今回の講座ではじめてZoomを使用されるという方も数名おられましたが、グループの中で積極的にお話しされている様子も窺え、オンラインの可能性を感じていただけたのではないかと思います。 


皆様の声(事後アンケートより)

⚪︎講座で気づいたこと学びになったことは?

  • コロナ禍における、新たな時代の地域作りのポイントを学びました。 
  • 参加者が県内の本当にいろんな場所から、多少な職種、立場の方が参加されていてこちらは面白かったです。 
  • 高齢者、自治会などで、ITツールを「使ってみる」機会、チャンスだと感じた。 
  • 地域を知るための情報集めや声の聴き方が大変参考になりました。また、オンラインを良いきっかけとしてこれまでできなかった新しい活動ができるチャンスということに確信が持てました。 
  • 地域の課題や資源の活用や見出し方についての新たな視点を得ることができました。 
  • 作りたい未来に対して、マイナスをどのようにプラスにするか?ということにばかりに視点を向けていたことに気がつき、対話や協働など楽しみながら、より良い地域にしていく方法を考えてみたいと思いました。

⚪︎今回の内容の中で、自分の生活や活動、仕事に取り入れたいことは?

  • 人と人との心の距離を縮めるために、ひとりひとりとのあたかかい関係づくり 
  • 今後のwithコロナのまちづくりのあり方を、常に、周りの方の意見や声を聴きながら考えていきたいと思います。 
  • オンラインでのミーティングも取り入れて行こうと思いました。 
  • 地域の資源の活用や地域住民との対話 
  • 地域の方々とお話しする際にその背景や歴史にもしっかり目を向けていこうと思います。

 ⚪︎その他

  • 参加の顔触れがこれまでになく多彩ですね。これもオンラインの可能性でしょうか。 
  • 「地域」とは「住民」とは誰のことを言うのか。考えさせられました。 
  • 県内の事例を含め、今の新しい交流や活動のカタチを知ることができました。 
  • このような講座を受けてみたいと思っていたが、遠方だったり夜の開催だと小学生の子供がいるので参加をあきらめていましたが、zoomで参加できるのは本当にありがたかったです。また高額だと躊躇してしまいますが、無料で気軽に受講できました。 
  • 両先生のお話の内容が深く練られていて、聞きごたえがありました。ありがとうございました。今回の講座の意図も自分なりに理解できた気がします。

R2年度「まちむら寄り添いファシリテーター講座」は、地域のつながりの課題を、オンラインミーティングという道具を使うことで、参加者同士がつながりあいながら、それぞれの地域に寄り添うファシリテーターとして必要なことを学びあう講座です。ご参加をお待ちしています! 

詳細はこちら https://nagano-machimura.net/machimura_facilitator_2020 

  • 事務局では、オンラインという環境に不安を抱く方へ向け、オンラインツール利用の際のサポートを積極的に行っております。 
    今後、連続講座へのお申し込みをご検討いただいている方で、そのような懸念がありましたら、お気軽にご相談ください。 
    メール:nagano-mm@empublic.jp 電話 03-6303-3195