コンテンツへスキップ

在るがままの自分で居られる
安心で安全な市を創る

加藤夕紀子さん

佐久市議会議員   養成講座:第1期修了生

活動フィールド:長野県佐久市 

養成講座に参加を決めたきっかけ・理由は?

 当時私は佐久市の地域おこし協力隊でした。コーチングのスキルを活用した講座や、地域活動のコミュニティーの運営を行う上で、ファシリテーションのスキルをもっと上げたいと思っていた所、この養成講座を見つけました。 

 実際、初日にスキルではなく、もっと本質の学びを得られるとはその時は思いもしませんでしたが・・ 

講座での活動内容、そこから学んだことは?

 私は当時、過疎化している地域の小学校存続問題に関わるチームに加入させてもらいました。恥ずかしながら、地域から小学校が無くなる事の本当の意味がやっとそこでわかりました。先ずは地域のキーパーソンからのヒアリングを行いました。 

 そこから、今まで交わらなかった団体同士の意見交換会を私達チームが間に入り、実施しました。お互いの立場を理解する。それは決して問題の解決には繋がらないけど、お互いの落としどころを探す作業の重要性等を学びました。この講座から学んだ事はここには書き尽くせないくらいあります。積極的に関わった事で本当に沢山の学びを得る事ができました。講座終了後もメンターの先生方とお付き合いさせて頂いており、今でも沢山の学び、気づきを得られています。 

まちむら寄り添いファシリテーターとして担いたい役割は?

 地域の消防団と、教育移住をされている方々との当該小学校の存続に関しての意見交換会の場を持ちました。その街に住む選択を自らしたか、しなかったかの違いで小学校存続に対する気持ちは全く違いました。移住されてきた方々は残したい、地元の方々は淘汰されるならしかたない、この違いをお互い感じる事ができた事は大きかったと思います。 

 それは私達チームがその場を創った事がきっかけで、お互いに同じ方向を向く事にはならなかったかもしれませんが、その答えに至った背景を知るきっかけをつくる事ができた事は大いに意味のある事だったと思います。 

今、地域で進めたいことは?

「在るがままの自分で居られる安心で安全な市を創る事。」 
 本当は誰もが主役であるはずなのに、ついつい人と比較して、何かが欠けているから自己嫌悪に陥って自信を失ったり、人に合わせすぎて疲れたりしがちです。自分をしっかりと持つことで、自分にできる事人に頼る事が明確になり全部を全て1人でやる必要がない事を学べます。互助はそういった所から自然と生まれてくるものではないかと感じます。互助の精神は地域社会を支える要であると思います。 

高校生達とゲームを使った多世代交流の場を創った現場 
プロフィール

東京都出身。2016年~2019年佐久市地域おこし協力隊。2019年3名で会社を起業。
2020年、道の駅の指定管理者を市から受託。2021年会社を退職後、佐久市議会議員に当選。