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ここに住みたい

ここに住み続けたい

持続可能な千代作り

関口郷子さん

アナウンサープロフェッショナルコーチ、長野県飯田市千代ふるさと大使

養成講座:第3期・第4期修了生

活動フィールド:長野県飯田市千代

養成講座に参加を決めたきっかけ・理由は?

 東京在住で、2017年から婚活支援や地域活性化など「飯田市千代ふるさと大使」の活動をしておりましたが、コロナ渦で2020年4月から故郷に帰れなくなりました。何か地域のためにできないかと思案しておりましたら、S N Sでこのオンライン養成講座を知り、他地域の方と学び合えるチャンスだと思いました。

故郷とのオンライン会議を進めることもできますし、地元の声や具体的な課題をどう成果に導くのか、講座講師の先生や参加者の皆さんと、広い視野・多くの視点・新鮮な刺激を分かち合い、実践したいと思い参加しました。

 第4期は、千代の課題を講座のテーマとして発信し、それが自分の地域の事として興味のある方々と「チーム制」で取り組む講座スタイルに魅力を感じ、見える成果とチームの絆が結べたらと期待して参加しました。

講座での活動内容、そこから学んだことは?

 養成講座の第3期では、千代地区まちづくり委員会、NPO法人里山ベーす、千代保育園、地域おこし協力隊の方々にお声掛けをして、「千代の魅力発信」をテーマに、70歳代から20歳代まで、7人参加のオンライン会議を開催しました。

 養成講座の第4期は、「ここに住みたい・ここに住み続けたい千代作り」ざっくばらんに話そう!聞こう! をテーマ発信し、養成講座内で6人のチーム(20代〜60代)を作りました。ワークショップの参加者は、8か月のお子さんから75歳まで18名でした。

対話には、21歳になった地域幼稚園の卒園生、子育て中の30代夫婦、千代を離れた方、地域外から千代に来た家族など、若い世代の6組が参加され「千代のいいところは?」「千代のここが気になる。もっとこうしていきたいと思う課題、描く希望とその第一歩」についてお互いにシェアしました。

 講座での実践を積み重ねる過程で、チームメンバーが相互に知恵を出し合い、企画力を高め、フォローし合いながら、地域に対する「寄り添う思い」を育みました。地域の人の思いを引き出し合い、尊重し、地域の人々のつながりを深め、地域の課題を地域の人が中心となって活動を進めていけるよう、寄り添うことを学びました。

まちむら寄り添いファシリテーターとして担いたい役割は?

 今までの地域づくり活動ではあまり試みたことのない場(地域関係者以外の人も含む多様な参加者、幅広い年代、オンラインでの対話)を開いたり、千代づくりに関心の高い方々の発掘やその想いを共有することで、「子育て中のお母さんや若い人の思いを初めて聞いた」「皆さんの千代愛が伝わってきて、千代が羨ましい」「調べておくので、次またやりましょう」など、理解と行動の促進につながっていきます。人と人を紡ぐ対話の場に寄り添い、地域の振興とまちづくりに関わる人の仲間づくりに貢献したいと思っています。

 2022年度は「ここに住みたい・ここに住み続けたい持続可能な千代作り」を投げかけていました。中でも、千代の魅力の「つなく棚田遺産・よこね田んぼ」に力を入れ、まちづくり委員会、NPO、保全委員会の連携で、マイ田んぼオーナーの申し込みは過去最高を記録。春のお田植えは、過去最高の140人が参加されました。

今、地域で進めたいことは?

 「ここに住みたい;ここに住み続けたい持続可能な千代作り」の継続です。

園児が10人以下でした千代保育園は、この12年で40名を超えましたが、小学校は昨年から複式学級になりました。街から通う園児は、地元の小学校に通うからです。

2023年1月号「田舎暮らしの本」の住みたい田舎ベストランキング;人口5万人以上10万人未満のまち部門で、飯田市は、総合1位とか。(若者・独身者・子育て世代が住みたいまち第2位)

ここに、千代に、住みたいと思ってもらうためには・・・

信州まちむらラジオ(2023.08.02配信回)にも出演いただきました!

関口さんが講座を受けて感じたことや、今地域で活動しながら大切にしたいと思っていることなどを伺いました。

プロフィール

・(株)テレビ信州 → フリーアナウンサー。NHK・民放で生放送歴41年目
・ICF国際コーチ連盟マスターコーチ20年目。のべ1万人に携わる
・飯田市千代ふるさと大使 
・地域のプラットホームを目指し、2022年春からフィンランドハウス「千代和らぎの郷」プレオープン。東京と信州の二拠点生活