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連続講座2021キックオフを開催しました!

2021年8月22日(日)14:00-17:00@zoomにて、今年度のまちむら寄り添いファシリテーター養成講座2021連続講座キックオフ&説明会を行いました。
当日参加では30名の方にご参加いただきました!
連続講座のプログラム説明に加え、3名の連続講座講師からのミニ講義、連続講座で取り扱う7つのテーマをもとにしたチームの顔合わせ・対話など盛り沢山な内容でスタートを切りました。

当日の様子①
当日の様子②

《開催概要》
開催日 2021年8月22日(日)14:00-17:00
参加者:当日参加30名
パネリスト:広石拓司((株)エンパブリック代表)
      船木成記(一般社団法人つながりのデザイン代表理事・元長野県参与)
      新雄太(東京大学大学院工学系研究科特任助教)
事務局:長野県地域振興課、(株)エンパブリック

 
 講師によるミニ講義

広石拓司((株)エンパブリック代表)

今後地域に住んでいる人々の潜在的な言葉や思いを引き出す場がより大切になってくる。そして、その場を守りたてるためのワークショップ(対話)という設計があり、技術としてのファシリテーションがある。
だからこそ、今回連続講座で実践するワークショップは答えを出すための話し合いではなく、みんなで地域の中で分かち合いたい問いを地域にひらくものであって欲しい。

新雄太
(東京大学大学院工学系研究科特任助教)さん

今ある地域はこれまでの人々の暮らしや歴史の積み重ねの上にあるということを意識する必要がある。地域を視るときには、現場に足を運んで人の声を聴いたり、データを参照して自分なりの視点(問い)で考えてみるなど様々なやり方がある。大切なのは、私の興味や視点を持って始めることと、誰かと分かち合っていくこと。そのようにして地域の文化や文脈を理解するプロセスを楽しむこと、そしてそのような地域を理解する機会を作るそのものが「場」になっていくということも実感してみてほしい。

船木成記
(一般社団法人つながりのデザイン代表理事・元長野県参与)さん

具体的なフィールドとテーマをもとにチームで活動を行っていくにあたり、「テーマ提案者の取り組みを手伝おう」という意識は持ってほしくない。実際のフィールドは一つの事例として、そこでの学びや経験をベースにして自分が深めたいと思うテーマや問いと向き合っていくことが大事。同じテーマでも一人ひとりの観点・視点があることに意味がある。

参加者自己紹介

今回は、連続講座第1回ということで一人ひとりの自己紹介を行いました。一つのテーマに関心を持つメンバーでも、学生、地域活動を行っている方、地域おこし協力隊、行政など、様々な立場からそれぞれの問題意識を持って参加していただけているということがわかりました。

テーマチームでの顔合わせ

自己紹介の後は、7つのテーマチームに分かれて顔合わせを行いました。チームの中では、自己紹介で触れた問題意識をメンバー同士で深く聴きあい、これからどのような場所が地域にできていくと良いのかについて各チームで話し合いました。
また、連続講座の次のステップである自主ミーティングの開催に向けてアクションの整理などを行っているチームも見られました。

「地域の助け合いが進む受援力とは?」のチーム

「集う人がワクワクする場所とは?」のチーム



連続講座が動き出しました!

とうとう連続講座が動き始めました!
連続講座第1回目として、参加者の皆様がどのような問題意識でこの講座に参加しているのかということを聴くことができました。さまざまな立場、年齢、お考えの皆様がいらっしゃっていることをあらためて実感し、感慨深い気持ちでいっぱいです。(まだまだこれからですが・・・!)
地域で講座やワークショップを行うとき、まず何かのニーズ(ターゲット)があることが前提にあり、そのニーズを満たすためにテーマを決めるということが多いと思いますが、今回は、こんなこと話してみたい!考えてみたい!という一人の思いを「問い」として地域に投げかけました。その結果として、思ってもみなかった方の参加や多様な人が集まるチームができたのだと思います。
一人ひとりの想いを言葉にしてみる、それをみんなで分かち合いたい「問い」として、誰かに問いかける、そこに集まって人々で場が生まれる、というこの連鎖が地域の中でもどんどん広がっていくと良いなと思います。

連続講座は始まったばかりですが、皆様の思いがどんな問いとなって、地域の人々が集う場所(ワークショップ)になっていくのか今からとても楽しみです。