集落に将来世代も住みたくなる
環境や価値を考える
副島優輔さん
佐久穂町役場 地域プロジェクトマネージャー 養成講座:第1期修了生
活動フィールド:長野県南佐久郡佐久穂町
養成講座に参加を決めたきっかけ・理由は?
長野県に移住したばかりで全く知り合いがいなかったので県内のつながりを作りたいことと、協力隊として活動するときに大事な姿勢を学べるのではないかと感じたからです。一番は尊敬する船木さん広石さんから学ばせて頂ける貴重な機会だったからです(笑)。
講座での活動内容、そこから学んだことは?
上田市の若手職員のメンバーと調査、課題抽出、仮説設定、ワークショップを行いました。コミュニティの分断を乗り越えるにはというようなテーマでした。参加者も多様で雰囲気の良いワークショップを作れたことで、中山間地域でも「出会い方」「括り方」と「環境」を丁寧に作ることで無理なくつながれる可能性を感じることができました。
まちむら寄り添いファシリテーターとして担いたい役割は?
地域に住む人もみな忙しく、自分の町に関わるコミュニケーションにコストを払う隙間がない人が多いのが現状です。しかし地域を自らよりよくしていく道はコミュニケーションからしか始まらない。「40年来るのが遅いわ」と限界集落の方から厳しい言葉を浴びせられた移住者が今すごく良い関係を築いていて、その出会いを生み出せて良かったと思いました。
今、地域で進めたいことは?
集落に、将来世代も住みたくなる環境や価値を再考しています。どれだけ人口が増えても、そこで暮らす人々が自然を含めた地域の資源に愛着をもったり活用した暮らしをしていなければ地域は廃れてしまう。地方には便利ではないけど、人間的な時間の流れ方や人の関わりが残っているところがたくさんあります。そんな地域の魅力を未来に残したいと思っています。
信州まちむらラジオ(2023.07.27配信回)にも出演いただきました!
副島さんが講座を受けて感じたことや、今地域で活動しながら大切にしたいと思っていることなどを伺いました。
プロフィール
2018年に地域おこし協力隊(ミッションは移住定住)として家族で移住。
映像を作ったり映像制作におけるファシリテーションを行いつつ、2022年より現職。
町が掲げるコミュニティ創生につながる活動(集落の話の聴き手事業、小海町佐久穂町同盟若手つながるプロジェクト等)を行っています。