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連続講座第5回を開催しました!

2021年10月10日(日)14:00-17:00@zoomにて、まちむら寄り添いファシリテーター養成講座2021連続講座第5回を行いました。

当日の様子①
当日の様子②

《開催概要》
開催日 2021年10月10日(日)14:00-17:00
参加者:当日参加26名
講師:広石拓司((株)エンパブリック代表)
事務局:長野県地域振興課、(株)エンパブリック


 
 チーム活動で生まれた「素朴なギモン」を共有する

第5回では、11月のワークショップ実施に向けて各チームが準備を進めていく中で生まれてきた疑問やモヤモヤを言語化して、みんなで共有する「もやもや解消タイム」を設けました!
それぞれ実際に動いてみたからこそ見えてきた疑問が多く挙げられました。
また、自分たちの疑問を言葉にするだけではなく、他のチームの疑問を聞いて共感したり、同じような悩みから学びを得たりしている姿も見られました。

各チームから出てきた疑問&講師からのコメント(一部)
メンバーのコミット率が違う中の役割分担でつまづいている・・・メンバーがそれぞれチームにどうやって関わっていけば良いのか?
地域活動では、全員が同じように参加できないことは前提にした上で、大事なことは以下の2点。

(1)情報共有を常に行ない、参加できていない人を取り残さないようにすること

(2)メンバーそれぞれが事前にどの程度コミットできるのか意思表示しておくこと

経験を語るプログラムを作りたいが、語った後どのような流れにして良いかわからない・・・ワークショップのプログラムを作るポイントは?
ワークショップの気づきや学びをコントロールしないようにすることが、主催者も参加者も学びの多い場を作るポイント!

また、気づきを促す問いは「どんな振り返りをして欲しいのか?」という視点で考えると良い。

ワークショップのフィールドではない地域のメンバーがどうやって別の地域の場づくりに関われば良いか?
地域の中で通じている言葉や常識が地域の外に出ると通じないということがある。それ自体が地域の人にとっても新しい気づきになるというのがポイント!

地域で場を作るときは同じような志向の人が多くなってしまうので、そうでない人の意見が入りにくい。だからこそ、新しい視点を取り入れたり、地域の人たちが今まで暗黙知にしていたものを言語化して見える化するワークショップが良くなっていく。

多様な人の意見をどうやってまとめていけば良いか不安・・・ワークショップの締め方・ゴールをどうやって設定すればよいか?
中間まとめ・振り返りがポイント!

話が広がっても「こんなポイントがありますね」「ここが大事ですね」と相槌を入れたり、途中でここまでの話を振り返った後に、まとめの問いを議論すると整理される。

地域で自分と関わりのない人や自分と歳の離れた人に参加してもらうためには、どのような声がけをすれば良いか?
地域でWSをやるときには、どんな人が集まったら、どういうことが起こったらいいのか?をイメージすることが大切。声がけする時には、単に参加してほしいではなく、「あなたのこういう意見が欲しいのでぜひ来てください」というコミュニケーションがポイント!

ワークショップをやることがゴールではなく、地域でつながるところがゴールなので、そういう関係性をつくるための声がけを意識する。

講師・アドバイザーからのコメント

この講座で大切なことは「欠けている体験を擬似体験していく中で、いつの間にかそれが自分のリアルな財産になっていく」ということ。
今は欠けているからこそもやもやして悩むし、だからみんなそこを埋めようとして試行錯誤している。
それが大きな学びにつながっているからこそ、今回のワークショップが成功したか・失敗したかではなく、その体験のプロセスとその振り返りを大切にしてほしい
たとえ失敗したとしても、それ自体がみんなの大きな経験値になっていくと思っていろんなことをチャレンジしてほしい。

各チームの進捗状況

ワークショップ開催まで残り1ヶ月を切るチームが多くなってきました
ワークショップ前に地域へアンケートをしようと考えたり、
プレワークショップを開催することで当日のイメージを掴んだり
それぞれが地域にどんな場ができたら良いかを考え、試行錯誤しながら進んでいます!

■ 長野の強みを生かし課題を補うデジタル活用とは?チーム
次のMTGの日程を決めた。
12月のワークショップの参考にするために実施地域へのアンケートを行う予定なので、その準備をこれから本格的に行なっていく。

■ コロナの経験を次の地域づくりに活かすには?チーム
午前中のMTGでみんなで悩んでいたことがスッキリした。
自分たちも擬似体験してみることが大事だという話になり、一度ワークショップを参加者として体験する予定。
本番は11月後半なので、そこまでに日程調整を進めたい。

■集う人がワクワクできる場とは?
11月上旬に講座の中でプレ的にワークショップを行ってみる予定。
16時から1時間プレワークショップをした後、本番に向けたMTGを行う。

商店街を思いっきり楽しむには?チーム
ワークショップの日程を12月中旬に決めた。
また、チームメンバーがほとんど地域に集まっているので、オンラインではなく実際に会ってワークショップを行う予定。ワークショップに向けてまずアンケートの内容を決めてから、実際のワークショップについて話すということで流れは決まった。

住民同士のコミュニケーションが活性化するには?チーム
11月中を目指していたが、12月1月も含めて日程調整をしていく予定。
各地域だけではなく、受講生にも参加してほしいのでハイブリッドでワークショップを開催したいと思っている。
残り詰めていかなければいけないことが多いので、チームで進めていきたい。

ここに住みたい・住み続けたい地域をつくるにはチーム
今年は多様な世代の人々が参加できるようなワークショップにしたいと思っているので、実際に地域で行うために現地との日程調整を行っているところ。年内に実施が難しい可能性もあるので、その場合は回数を分けたり参加者を絞るなどの対策を行っていく。

地域で助け合いを進めるための受援力とは?チーム
11月下旬にワークショップを行う予定。ワークショップのアイデアがバラバラになっているので、それを一つの軸に繋げ合わせていく作業を行っていく必要がある。プレワークショップも視野に入れて何回か話し合いをしてみる予定。

事務局より

 

事務局の渡邉です! 第5回は、各チームの活動がより進んできたからこそのふりかえりをすることができました! この講座では「一人一人の考えていることがみんなの学びになりますよ」ということを伝えていましたが、今回のもやもや共有を通してより実感を持って、みんなで学びを作っていこうという空気感ができたように感じます。

また、「ふりかえり」の意味がよくわかりました!というような嬉しい声もあり、まずはワークショップを主催する側がワークショップや振り返りを経験し、その意味を実感するということが良いワークショップに必要だと改めて思いました。

引き続き、各チームのワークショップ実践に向けて、それぞれ試行錯誤しながら丁寧に場を作っていければと思います!