2024年9月18日(水)19:30-20:50@zoom(オンライン)で、今年度のフィールドスタディ参加者の全体キックオフを実施しました。
《開催概要》
開催日:2024年9月18日(水)19:30-20:50
参加人数:受講生 18名 コーディネーター 4名
講師・アドバイザー:広石拓司((株)エンパブリック代表)
新雄太(東京大学大学院工学系研究科特任助教)
事務局:長野県企画振興部地域振興課、(株)エンパブリック
導入「地域のファシリテーターとは?」
今年度のまちむら寄り添いファシリテーター養成講座では、身近な人々の声に耳を傾けながら、未来につながるアクションを守り立てる「まちむら寄り添いファシリテーター」の魅力と可能性を、モデル地域に入って学び、その知恵を持ち帰ることを目指す、実践型フィールドスタディを開催します。
そこで、キックオフでは改めて本フィールドワークで目指したいことを共有した上で、9月末からスタートするフィールドワークへの準備を進めました。
*新雄太先生からのコメント
アカデミアでも地域に入って行く時に特に注意していることでもあるのですが、冷かしになってしまったり、自分たちがやりたいこと、聞きたいことだけやって終わるみたいなところがあるわけです。
そうするとその地域の皆さんにとっては「話は聞かれたけれど、それがなにに繋がったのかというのが分からない」ということになります。
今回のフィールドワークでは、「お話聞かせて頂く」という姿勢で入って、私たちが鏡となることで地域の方々も自分が話すということを通して新たな気づきを得るということを一つの価値として捉えたいと思っています。
*広石拓司先生からのコメント
せっかくここで学んだことを自分の地域に還元していくときに、やはり「こういうこと大事だよね」とか「こういうことをやって行きたいね」という仲間ができるということ自体がやはり次のアクションに繋がる大きなポイントではないかと思っています。
ですからこの年内の期間はフィールドに入って地域の方にお返しすることやっていただいて。
年明けの期間はぜひご自分の地域に戻って仲間を作る期間という形にしていただければ、皆さん自身にとっても必ずプラスになると思っています。
そのあたりも私たちがサポートしますので、チャレンジしていただければと思っています。
全体交流対話
「地域インタビューで大切にしたいことは?」
今フィールドワークのグループを超えて交流を行うために、フィールドスタディのメイン活動でもあるインタビューについて大切にしたいことをグループで意見交換しました。
全体共有で受講生からは、「気持ちよく話してもらうことが大事なのでは?」というキーワードが共有され、「聞き書き」の基本姿勢についても、講師からのコメントも踏まえて、地域での「聴くこと」に大切なことを再確認しました。
事務局より
今年も行政職員・地域おこし協力隊・福祉職・地域活動者など、様々な所属の人がチームになりました。
交流対話の中でも、お互いの現場や活動に興味があるという発言も見られ、これからフィールドも超えて地域づくりのヒントを見つけあう関係性が作られていくと良いと感じました。