まちむら対話と共創チャレンジ2023 実践プログラム 探究テーマ①
対話やワークショップへの参加に感じるハードルとは? ~「居酒屋以上ワークショップ未満」の間には何がある?
<背景>
地域づくりへの参加を促し、協力を進めるには対話やワークショップが効果的だという認識は広がってきており、地域で行いたい人も増えています。そして、地域で対話やワークショップを企画・運営する人は「どうしたら話し合いが活性化するか、楽しく参加してもらえるか」「どのようなテーマだと関心を持ってもらえるか」と色々と考え、チラシのデザインや案内文でも工夫をしています。
・・・しかし、なかなか参加者は増えません。講演会には多数の人が集まっても、同じテーマでもワークショップとなると参加者は熱心な人に限られてしまいがちです。
地域づくりへの参加を促し、協力を進めるには対話やワークショップが効果的だという認識は広がってきており、地域で行いたい人も増えています。飲み会はただ食事や楽しい話だけでなく、「実はこんなことに困っていて・・・」「どうしたらいいだろう」と相談したり、「このまちはこれでいいのか」「こういう取り組みが必要だ」など地域のことを話す時もあります。飲み会は地域づくりにおいても大切なコミュニケーションの場です。気軽な参加を促すならば、ワークショップよりも飲み会だというイメージもあるでしょう。
では、地域では飲み会だけしていたらいいのでしょうか。
対話やワークショップはテーマや目的を設定し、共同作業を行うことで、多様な視点を持ち寄り、協力して問題解決やアイデア創出などを進めていくことができます。また、社交性が重視される飲み会では話しづらいがワークショップだから話せることもあります。しかし、対話やワークショップは飲み会に比べて、まだまだ参加へのハードルが高い人が多いようです。もっと地域の人たちに対話やワークショップの可能性や楽しさを理解してもらい、日常の中で困っていること、他の人の意見を聞いてみたいこと、地域について考えていること、行ってみたいことなどを話す場として参加してもらえるには、どうしたらいいでしょうか?
<探究したい問い>
このような問題意識から、地域と未来に向かって対話と共創を進めるために、対話やワークショップへの参加に感じるハードルを考えるために、日常で感じる思いや課題を飲み会などで愚痴やボヤを話すだけでは十分ではないと思いながら、対話やワークショップに参加するまでには至らない「居酒屋以上ワークショップ未満」が探究テーマとして浮かび上がってきました。
「飲み会や日常での交流」と「対話やワークショップ」は、どこが違うのか? 対話やワークショップで自分のことを話すことに感じるハードルは何か?地域の人が日頃感じている様々な問題意識を持ち寄る場をつくり、地域の様々な課題解決につなげるにはどうしたらいいのか? 参加者のそれぞれの現場での経験や出来事を持ち寄り、一緒に理解を深めていきたいと思います。
<探究のプロセス>
23年10年14日 探究グループがスタートしました。